• facebookicon
  • Xicon
  • Instagramicon
  • lineicon

活動報告

韓国の民主主義を守る運動に敬意、そして日本でも

 12月3日の夜に韓国大統領が突如として発した戒厳令。韓国では戒厳令下で多くの国民が殺害された事件がありながら、「死ぬ覚悟で来た」と多くの市民が軍特殊部隊に立ち向かう姿を見て、韓国の民主主義の力強さを感じました。深夜にも関わらず、多くの国会議員が即座に集まり、戒厳令を解除する議決を与野党の立場を超えて可決。すごいです。

「死ぬ覚悟で来た」…尹錫悦大統領の‘非常戒厳宣布’に抗った韓国市民、背景に民主主義の歴史(徐台教)

 

 

 市民だけでなく、軍隊や情報機関の中にも違法な非常戒厳に抵抗する動きが様々あったようです。その背景にも民主化を勝ち取っていった歴史があることがよく分かります。

韓国軍や情報機関の‘抗命’、非常戒厳「迅速解除」に寄与か…浮かび上がる民主化の歴史(徐台教)

 

 一方で、日本では自民党が憲法改定の議論の中で、「緊急事態条項の創設」を掲げ、その中では「国会議員の任期延長の特例」や「内閣が国会に諮らず法律を制定できる権限」を盛り込むことを狙っています。三権分立を犯し、国民の基本的人権を制限しかねない中身は、戒厳令に通じるものがあります。
 こうした独裁につながる道を開く、緊急事態条項の創設などを含む憲法改定を絶対に許さない闘いが求められていると感じました。

 

 

 12月7日大統領の弾劾訴追はならず。しかし、8年前の朴槿惠大統領の弾劾訴追案可決時には、数週間にわたる100万人以上の市民の抗議が62人の造反者を生んだとのこと。民衆の力は強い。

尹錫悦大統領の弾劾訴追案は可決ならず…今後の展開は「弾劾求める市民の圧力」が左右か(徐台教)

 

 今回の韓国の情勢に関わって、フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが、日本の植民地支配、そしてその後の軍事政権、そこから民主化を成し遂げた歴史に触れ、「『すごい』だけではない視点を持ちたいと思う」と述べていたのは、本当にその通りだと感じます。
https://x.com/NatsukiYasuda/status/1864428465866383461

 

 

今日はアジア・太平洋戦争開戦から83年です。

 この侵略戦争の結末はアジア太平洋地域で数千万人の民間人の死者を出し、日本国民自身も300万人以上が亡くなり、国家そのものが破滅することとなりました。今、日本が起こしてきた侵略を「アジア諸国の独立促した」とか「文明化を進めた」、「自存自衛のためだった」などと歴史を偽造する勢力が強くなっています。この立場では当然アジアの中で生きていくことはできません。

 

 

 日本共産党は綱領第4章「民主主義革命と民主連合政府」の中で、日本が行うべき平和外交の基本点を8つ述べています。その1番目に来ているのが、

「日本が過去におこなった侵略戦争と植民地支配の反省を踏まえ、アジア諸国との友好・交流を重視する。紛争の平和的解決を原則とした平和の地域協力の枠組みを北東アジアに築く。」

です。日本の今後の平和の土台には侵略戦争と植民地支配への反省がなければいけません。改めて、「過去の日本は侵略を行った」という事実と、そこで行われた非道の数々を胸に刻みたいと思います。

 

日本共産党綱領▼
https://www.jcp.or.jp/web_jcp/html/Koryo/

 

その思いを胸に、今日はこの集会に参加したいと思います▼
12.8中野集会&パレード 戦争しないと決めた日本国憲法を今こそまもれ!
12/8㈰17:00~集会、17:30~パレード
杉山公園で集会、四季の森公園までパレード

一覧に戻る