はばたき通信第56号を発行しました
2024年第4回定例会の中身を報告する「はばたき通信」第56号を発行しました。
新年度に検討中の主な取り組みをご紹介するともに、中野サンプラザ跡再開発の続報、鷺の杜小学校通学路としての跨線橋設置、中野区と西武鉄道の協定締結などを報告しています。郵送をご希望される方は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
1.第4回定例会 一歩一歩 区政の前進へ 中野区が新年度に検討している主な取り組み(案)が示されました
第4回定例会で、新年度予算で実施することを検討している項目が報告されました。この間、議会質問や要望書で取り上げてきたものもたくさん盛り込まれました。皆さんの願い実現へ一歩一歩前進しています。
【子ども・子育て】
- 経済的な理由により体験や経験の機会少ない子どもへの事業拡充
- 不登校対策の拡充(教育支援室で学習支援だけでなく、体験学習や校外学習を取り入れ、居場所としての機能を拡充)
- 私立幼稚園等保護者補助(入園料補助金)の引き上げ
- 子どもショートステイ事業の拡充(レスパイト利用を可とする要件緩和、利用料金の見直しなど) ※レスパイト‐休息・息抜き
【防災・環境】
- 災害対策用の備蓄物資の拡充(ワンタッチ式間仕切りの配備)
- 新耐震基準の木造住宅に対する耐震改修等助成の実施
- 再生可能エネルギー・省エネルギー機器導入補助の拡充
- 中野駅北口東西連絡路下の喫煙所の改修(パーテーション型から閉鎖型へ)
【まちづくり・区有施設】
- 公共的な空間に気軽に腰かけできるスペースの確保
- 公園トイレ等のユニバーサルデザイン改修工事
- 区民活動センター集会室に常設型フリーWi-Fiを設置
- 商店街街路灯への電灯料助成の拡充
【高齢者・福祉】
- 聴力健診の導入
- もの忘れ健診の充実
- 健幸ポイントを活用した健康づくり促進のための実証事業
【鷺宮地域】
- 西武新宿線の野方駅以西の連続立体交差事業の検討推進
- 若宮・大和町の地域公共交通実証運行の継続
- キッズプラザ上鷺宮の設置準備
- 鷺の杜小学校通学路のための跨線橋設置の検討
- 鷺宮小学校跡地へのすこやか福祉センターや区民活動センターなど複合施設整備の準備
2.連載第2回 中野サンプラザの今後は・・・
・住宅4割→6割へ
第4回定例会の報告の中で、中野サンプラザ跡の再開発に関して、これまでオフィス4割、住宅4割、商業・ホール2割としてきた割合を変更し、住宅6割、商業・ホール2割強、オフィス2割弱へと変更することが報告されました。採算性の高い住宅を増やす方向性のようです。今後、3月までに事業計画を示すことになっています。
・党区議団が求めていること
①事業の遅れに伴い、本来は中野区が負担するはずのなかった、現在の建物を解体できないことで生じる維持管理費や固定資産税など1億円/年を施行予定者が負担すること
②現状について、区民へのきちんとした情報共有と今後についての対話を行うこと
3.中野区が西武鉄道と連続立体交差に関する協定締結
中野区は10月、西武鉄道と野方以西の連続立体交差について、野方1号踏切を除却するための技術的方策を検討するために、西武鉄道と協定を締結しました。連続立体交差を地下でやるのか高架でやるのかは決まっていませんが、検討は高架化でのみ行うとしており、高架化への既成事実化が懸念されます。
4.鷺の杜小学校の通学路として跨線橋設置へ
鷺宮スポーツコミュニティプラザ脇から鷺の杜小学校校庭へとつなぐ歩道橋を設置する方針が示されました。今後、保護者への説明を行い、来年度以降、詳細な設計、工事へと進む予定です。工期は2年程度を見込んでいます。
5.第4回定例会日誌
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- 11月27日/本会議 武田区議が質問。物価高騰対策として、区の独自施策の実施を求める。
- 11月28日/本会議 広川区議が質問。マイナ保険証の場合でも、「お薬手帳」の利用を推奨して処方誤りを防止することを求める。
- 12月3日/子ども文教委員会 キッズプラザ上鷺宮が2028年度開設を目指して整備されることが報告される。
- 12月6日/駅周・沿線特 若宮・大和町の地域公共交通の実証運行が区の想定を上回る多くの利用があることが報告される。
- 12月12日/本会議 「選択的夫婦別姓制度の早期実現を求める意見書」が賛成多数で可決。